非接触赤外線温度センサー(GY-906)を使ってみた‼(Arduino編)
こんにちは!
皮膚の温度を触れないで温度を測ってみたいとは思いませんでしょか?
(今は体温を非接触で測るのは当たり前の時代になりつつですが…)
そんなことを思った人に、とっておきのセンサー、GY-906をご紹介いたします‼
・「仕様」
GY-906センサーはMLX90614というセンサーを内蔵しており、非接触で温度を観測できる赤外線温度センサです。
しかも内部に7bitのADコンバータを内蔵しているので、アナログ回路を必要とせず高精度・高分解能で計測できます。
測定も-70℃~+380℃(±0.5℃)と結構測れます‼
・モデル名:GY-906
・電源:3~5V
・動作温度範囲:-40℃~+85℃
・測定範囲:-70℃~+380℃(±0.5℃)
・通信方式:I2C
・ピッチ:2.54ミリピッチ
スペックが良い分、お値段も2000円前後するところがほとんどです。
実際にどんな感じで測定できるのか、試してみたいと思います‼
①「部品準備」
・非接触赤外線温度センサーモジュール (GY-906)
電子工作ステーション 1510円(送料無料)
※電子工作ステーションさんでははんだ付けをしてくれるサービスがあります。
500円掛かりますが、それをしてもらえばはんだ付け不要で作れるようになります。
・Arduino Uno
今回は使い勝手が良いType-CモデルのArduinoUnoを使っていますが、それ以外でも勿論問題ありません。
電子工作ステーション 1170円(送料無料)(互換ボード)(Type-C)
※UNO以外、Nanoとかでも大丈夫です。
・ジャンパーワイヤー(オス・オス)(10cm)(4本)
電子工作ステーション 110円(500円以上で送料無料)
(Arduinoとセンサーを繋ぐために使います。)
・Type-Cケーブル(持っていなければ)
電子工作ステーション 330円
(ArduinoとPCを繋ぐためのケーブルとなります。持ってない方は必要となります。)
②「回路」
ジャンパーワイヤーで下記の様に繋いでいきます‼
今回は通信方式がI2Cなので、そのままSCL、SDAに繋ぎます。
センサー(GY-906) | Arduino Uno |
VCC | 5V |
GND | GND |
SCL | SCL |
SDA | SDA |
③「開発環境」
Arduino IDEで非接触赤外線温度センサーモジュール (GY-906)を簡単に使えるようにするために、「Adafruit-MLX90614-Library」というライブラリーを入れます‼
ライブラリーマネージャーを開き、「MLX90614」と入れると上位に出てきます。
④「プログラミング」
対象物の温度を取得する超シンプルなプログラムです↓
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#include <Arduino.h> #include <Wire.h> #include <Adafruit_MLX90614.h> Adafruit_MLX90614 mlx = Adafruit_MLX90614(); void setup() { Serial.begin(9600); mlx.begin(); } void loop() { Serial.print(mlx.readObjectTempC()); Serial.println("℃"); delay(1000); } |
⑤「結果」
温度計周辺の空気を測定してみた結果↓
ほぼあってました‼
ただ、手で持っているので結構ブレが激しいです‼
固定すると数値が安定し、より正確に測れます。
(少しの風や息でも結構変わりますので、測定するときは呼吸を止めましょう!)
物を測るときは、対象物の5mm以内がおすすめです。離れすぎると空気の温度も検知して結構ブレます‼
体温も勿論測れましたが、手で持ってやったためブレが激しく±1度ほど(-_-;)
物の温度を測定するために使うのは少し工夫が必要な様です。
工夫無しでも5mmくらいの距離まで近づければ±1度くらい誤差なので、それでも気にしないのであれば問題なく使えます‼
↓こういうタイプもAmazonなどではありますが、非接触のメリットが無くなるような….
少し高価なセンサーではありますが、物の温度を一瞬で測れるので面白いです‼
以上、ご閲覧ありがとうございました^^